薩摩の國から

地域づくりを中心に様々なテーマについてまとめていきます。

「運転免許合宿×地域インターン」への挑戦 七尾自動車学校60周年記念誌「森の中へ」

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大学4年生の時に体験した「免許合宿×インターン」について、七尾自動車学校60周年記念誌「森の中へ」に寄稿させていただきました。

 ・運転免許合宿×地域インターンとは

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私は、大学時代、法学を学ぶ傍ら、故郷鹿児島の地方問題に関心を持ったことをきっかけに、様々な地域に飛び出し、活動してきました。

 

しかし、常々感じていたことは、短期間、地方に身を置いただけでは、当事者の想いを汲み取るのは難しいということ。そこで、長期間、地方滞在できるチャンスを探していました。

 

そんな中、舞い込んできたのが、富山県氷見市慶應義塾大学の企画「運転免許合宿×地域インターン

 

通常2週間ほどで行われる免許合宿を一ヶ月に延長し、午前中、自動車免許教習所で講義や実技の講習を受けた大学生が、午後には地域に飛び出し、地域の課題解決に向けた活動に取り組むというプログラムです。

 

私と七尾自動車学校との最初の出会いでした。

 

地域活性化政策の提案

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本プログラムの目標は、氷見市に対して地域活性化政策を提案すること。最初の一週間、商業、移住者、農村、漁業などあらゆる場所や人を巡りました。

 

私が興味を持ったのは、地域社会での活動が、比較的高齢者を中心としており、継続・継承が問題となっていると。一方の若者は、地元より大都市を見ていることが多いことが判明しました。

 

この両者をつなぎたいと思うにあたり、提案したのが、子供や若者が映像制作を通して地域と向き合う学外教育事業若者にとって身近なツールであるスマートフォンを用いて取材する形で、地域社会に張り込み、世代を超えた交流を促すとともに、若者の考える力・伝える力を培う仕組みとなっています。

 

氷見市教育委員会と相談したうえで、市内在住の映像講師を講師に、地元の高校性を対象とした映像作り教室を実施。「今まで商店街に足を踏み入れたことがなかったけど、今回の取材を通してつながりができたので、また行きたい」などの嬉しい反応が返ってきたので、今後の可能性を大いに感じた次第であります。

⇒石川県能登町で開催される「メディアキャンプ」。必見です。

メディアキャンプ | 「どうやったら伝わるか」を本気で考えぬく4日間

・再訪できるつながり

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森山明能さんの結婚式!能登婚礼テント村!

本プログラムの一番の財産は、生まれ育った環境とは異なる地域で、多くの方々の温かさに触れ、二度三度、再訪できるつながりが生まれたこと。

 

奇遇にも石川県に赴任することになり、お世話になった森山さん方と、祭りに参加したり、忘年会に参加したり、今もこうして縁が続いていることを非常に嬉しく思います。今後もこうしたつながりを大事に生きていきたいと思っています。

 

「運転免許合宿×地域インターン」の最大の魅力は、免許を取りながら、地域にどっぷりと浸かれること。気持ち次第でいろんな可能性を広げることができると思いますので、ぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。