今回は、氷見の海から始まるwebマガジン、「カブス」のライター達の飲み会レポート。この飲み会を一言で表すなら、「縁」。
・カブスについて
カブスとは、海と山の魅力あふれる富山県氷見市から、食、くらしの知恵や技、環境、アート、民俗学など、多様な視点からのアクション(=地域活動)を発信するWebマガジンです。
カブスとは、氷見の漁師が、その日の漁で獲れた魚のうち、分け前としてもらう魚のこと。
自然の恩恵を受けておこなう四季を通した氷見の漁。漁師たちは、その日のカブスをつかった魚たっぷりのみそ汁「カブス汁」をつくり、漁で冷えた体を温めます。これが本当にうまい。
その美味しさの秘訣は、いろんな種類の魚が入っていること。Webマガジン「カブス」という名前は、氷見の人びとのアクションを指します。漁師さんたちにとってのカブスのように、さまざまなアクションを多くの人と分かち合いたいという想いから名付けました。
・「縁」
この飲み会では、たくさんの「縁」が語られました。
①僕と氷見の「縁」
今回の氷見滞在中、良く聞かれる質問は、「どうして氷見に来たの?」というもの。
僕は、「縁だから。」といつも答えています。
・東京にて本川市長のご講演を伺ったこと
・昨年の7月、慶應SFC特任教授の横田さんに氷見に誘われたこと
・雪国での免許合宿を検討していたこと
を始め、様々な「縁」が重なって、今回の氷見での滞在を決めました。
「縁」を大事にすることが、面白い人生を過ごせる秘訣だと個人的に思っているので、この調子で生きていきます(笑)
②小谷さんの「縁」
とにかく話が面白い、そして止まらない、氷見市役所教育総務課の小谷さん。強烈です。
一番印象に残ったのは、
「コノシロ」のあらゆる調理法に取り組んでらっしゃった地域おこし協力隊の左座さんの話を聞きつけ、
コノシロは、小骨が多く、けっとばし(漁師が蹴っ飛ばすくらいの魚)と呼ばれ、下魚扱いされています。味は、とても美味しいとのこと。
氷見の歴史に詳しい小谷さんが、左座さんを氷見のとある場所に連れて行く話。思わぬところに「縁」があるエピソードでした。
詳しくは、カブスで語られることになると思います。お楽しみに。
とにかく面白い小谷さん。記事も大注目です。
③廣瀬さんの「縁」
とてもお酒に強く、博識な廣瀬さん。
廣瀬さんは、元々高岡のご出身でしたが、小学生の頃、氷見市の大境洞窟に感銘を受けたのをきっかけに、考古学を志すようになり、氷見市の学芸員として働くこととなったそうです。なんとも素敵な「縁」ですよね。
知性あふれる廣瀬さんの記事に期待です。
・氷見がどんどん面白くなってきた
「氷見がどんどん面白くなってきた。」
そう語るのは、アートNPOヒミング代表の高野さん。
「色んな所でつながりが生まれて、新しいアクションが次々と起きようとしている。とても楽しみ。」とおっしゃっていました。
・「縁」を作り出していくこと
カブスは、熱い想いを持ったライターを通して、氷見でのアクションを発信することで、たくさんの「縁」を作り出していきます。
そうした「縁」が重なると、この「そらあみ」のように素敵なものが生まれるのではないでしょうか。
まだまだ始まったばかりのカブス、今後もとても楽しみです。