薩摩の國から

地域づくりを中心に様々なテーマについてまとめていきます。

また来よう、脇野谷内 ~政策検証~

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氷見市免許合宿×インターン26日目

先日、卒業検定合格し、いよいよ終わりが近づいてきました。

今回は、映像制作を通じた郷土愛育成事業政策検証を行うべく、実際に映像制作を行いました。

・政策検証

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今回の政策案を検証すべく、実際に自ら映像制作

検証したかったことは、僕のような素人でも、満足感のあるプログラム設計可能だろうかということ。

 

結果としては、

1時間の事前準備

3時間の撮影

4~5時間の編集

を経て、非常に満足する映像制作体験が出来ました。

楽しみながら、多くを学ぶことが出来たと自負しています。

・撮影前にすること

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①テーマ設定

舞台は、幾度と訪れている脇之谷内地区に決定。

テーマは、脇之谷内で感じた、心温まる滞在

構想に関しては、「一日の流れを撮影すれば大丈夫だ」という甘い見通しでした。

その結果、撮影場所到着後、軸が定まらず、時間がかかり苦労しました。

 

事前に、

・取材先

・テーマ(何を伝えたいのか)

・構成(90秒)

をある程度しっかり考えることが非常に重要であると感じました。

 

今回の僕の失敗を元に、事前準備の体制について検討を進めており、次回の検証(氷見高校生のHIMI学との連携)においては、軽く事前ワークを実施する予定です。

 

②取材交渉

前回滞在させていただいた、脇之谷内の農家さんに取材交渉を行ったところ、今回の取材を快く引き受けてくださいました。

取材交渉することも、大事な勉強の一つになります。

 

③撮影指導

今回の提案の実行者でもある、地域おこし協力隊、釜石さんから、iPhoneでの映像撮影の種類、三脚の使い方を伺いました。普段から小学生を対象に映像づくり教室をなさっているだけあって、非常に教え方上手いです。

・撮影

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撮影自体は3時間ほど。スマートフォンに対応すべく、全て縦型撮影

①使用したもの

iPhone

・三脚

のみです。

 

②撮影方法

撮影方法は、

・自ら撮る

・チームの方に撮ってもらう

・三脚を用いる

三種類

 

iPhone撮影機能も、

・通常のビデオ

・スロー(今回は使用していません。)

・タイムラプス(今回の動画では、食卓に晩御飯が並ぶ様子、料理お手伝いの様子です。)

三種類あります。

 

iPhone機能性に驚くばかり。

今回は、チーム体制ではなく、1人での検証だったため、撮影自体は全て素人の僕による撮影です。

 

「映像撮影は難しい」と思ってらっしゃる方は、驚くのではないでしょうか。

 

・編集

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①使用したもの

ⅰ IPhone

iMovieというアプリ(無料)、Film Storyという縦長対応の動画編集アプリ(500円)のみで編集可能です。気軽に見れる90秒の動画でも、3~4時間ほどの編集を必要としました。操作はシンプル。

 

ⅱ PC

適切なタイミングでの文字中間トリミング等を行いたかったため、PCを使用しました。文字に関しては、手書きをスキャンという方法を用いれば、iPhoneのみでも可能かと思われます。

 

iPhoneとPCの比較

iPhoneよりPCの方が機能性・操作性が高く、も上がります。

ただ、コストがかかるため、要検討項目です。

 

②何を伝えたいか

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最重要のプロセスと言っても過言ではありません。

事前準備をした上で、体験し、改めて「自分が感じたこと、伝えたいことは何なのか」と主体的に考え抜くことにより、要点を考える力、地域の良さや課題を切り取る力を育みます。

 

今回は、脇之谷内滞在中、まるで家族のように接してくれた心温まる滞在を皆に伝えたいと改めて思いました。

 

③伝わるには

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講師の釜石さん(地域おこし協力隊)と立山連峰

 非常に難しいプロセス

伝えたいという気持ちだけでは、人には伝わりません

人に伝わるにはどうすればいいのか、と考え抜くこともまた非常に勉強になります。

 

90秒という限られた時間の中で、

・どの映像を、どのくらいの長さに切り取り、どの順番で繋げるべきか?

・伝えたいテーマを考慮した際に、適切な音楽は何か?

・どのような言葉を入れたら良いだろうか?

・適切な文字の色、大きさ、フォント、配置は何か?

等について考えるため、非常に頭を使います。

 

今回は、釜石さんにアドバイスを多々いただきました。

実際のプログラムにおいても、釜石さんをはじめとする映像関係者を講師とする予定ではありますが、つきっきりでは制度として回っていきません。

 

④選択肢を提示すること

そこで、今回の検証を踏まえた検討案としては、選択肢(型)複数提示してあげること。

若者たちは、原則、組み合わせの中から創造することにより、一定以上のを担保することが出来るようにしたいと考えています。もちろん自由に作ることも本人たちの自由です。

 

iPadは、このようなデータ蓄積PDCAサイクルにも非常に適している気がします。

 

・完成作品

楽しかった、そして感動の一言。

これまで積み重ねてきた一つ一つがしっかりとしたになるのは、何とも言えない嬉しさ

また、何を伝えたいか、どうやって伝えるかについてひたすら考える分、中身が深く心に刻まれます。

参加する若者は楽しみながら郷土・人について自然と想いを深めることができます。

 

このような教育を通して、

・地元に愛着と誇りを持ち、地域のために頑張ろうという人財が育つ

・地域の良さを皆で共有し、一体感が生まれる

 そんな2060年を目指していきたいです。