石川県能登町小木で開催された「イカす会2017」に参加。
ご覧の通り、イカ尽くしのイベントです!
・石川県能登町小木とは
能登町小木は、函館、八戸と並んで全国トップクラスのイカの水揚げ量を誇る港町。
石川に赴任してから能登町の方とご一緒することも多いですが、バイタリティ溢れる方が多い印象です。
・イカの掴み取り
能登高校書道パフォーマンス、イカ釣り漁船見学、大学教授の公開授業など企画が目白押しですが、メインはイカの掴み取り。
特に、無制限掴み取りは、迫力満点。皆必死ですね。笑
・漁師さんとの協力体制
イカのまちで、イカ掴み取りと聞くと、一見簡単なように思えますが、
決してそうではありません。
実はとっても難しいのが、生きたイカを確保すること。
企画実現は、地元の方々はもちろん、漁師の方々のご協力あってこそなのです。
イカの受入は、十二分な量を確保するため、なんと当日の早朝も行います。
1日(木)時点では、時化で出漁できず、イカが1尾も確保できないかもしれないという状況にありました。しかし、漁師さんたちが雷雨の中、出漁してくれ、その想いが神様に通じたのか、開催日には凪になり、イカを十分確保することができました。(運営の方のお言葉)
私も実際に体験。とっても元気なイカで、中々味わうことのない感触でした!
是非体験してみてください!
・復活したイカす会
①地域活力の落ち込み
イカす会は、昭和63年から地域の産業フェスティバルとして始まり、資金や運営する人材などの課題により、平成20年で一旦終了。その年、小木地区にあった高校の分校も閉校し、漁船も減り、スーパーなどの店舗も閉店するものがでてきて、地域全体の活力が落ち込んでしまったとのこと。
②イカす会の復活
そんな中、平成25年に有志が集まり、地域の象徴であったイカす会を復活する動きが生まれてきました。きっかけは、恋するフォーチュンクッキーを地域みんなで踊ろうと企画。これが起爆剤となり、地域の想いが一つになったとのことです。
③「地域」で、「持続的」に作り上げるイベントへ
イカす会は、過去の反省も踏まえ、地域主体で運営し、持続性を念頭に、なるべく予算をかけずに実施しているとのこと。予算はかけないとのことでしたが、熱気が凄まじく、とっても元気のあるイベントだったように思いました。
・小木のこれから
小木の最近の動きで、目立っているのが「教育」。
・高校生による映像づくり(メディアキャンプ)
・大学生のインターンシップ(東大フィールドスタディー型政策協働プログラムなど)
参考サイト:FS-PCP | 東京大学
・小木小学校が海洋教育における文科省の特例校に指定
・金沢大学の研究室の設置
イカす会も、地域と学校や教育機関が連携し、教育の場となっています。
2019年夏には、観光交流センター「イカの駅」も開業予定。
イカのまち、小木がどうなっていくのか、楽しみです。