『長島大陸シネマby SHORTSHORTS』開催。
一日中スタッフとして参加して、思ったことについてまとめます。
・長島大陸シネマとは
地域おこし協力隊、土井さん
長島大陸シネマとは、土井さんをはじめとする長島町の地域おこし協力隊と、ショートフィルムを扱うショートショート実行委員会が連携した企画。
今回の魅力はなんといっても野外映画館。人生初体験!
日没後、地元漁協の冷蔵庫を置くために山中を四角に切り開いたスペース「ICE BOX」にて、山肌にプロジェクターで映写する形でショートフィルム上映を実施しました。
・地方の課題 ~遊ぶ場がない~
準備の様子。あとは日没を待つのみ・・・!
地方の課題、それは遊ぶ場がないこと。
例えば、長島町にないもの。それは映画館。
最寄りの映画館までなんと片道2時間半かかってしまいます。
・遊ぶ場がないなら、作ってしまおう
周りに民家がないので、大音量の音楽も可能!
では、どうすればよいか。
そうです。遊ぶ場がないなら、作ってしまえばよいのです。
長島大陸シネマの取組の評価すべきところは、大きく以下の2点。
①長島の強みを生かした斬新なアイデア
長島の強みである「自然」を活かし、山をスクリーンにしたこと。
確かに、映像を見るだけなら映画館の方が当然きれいに見えます。
なぜなら山には傾斜があるから。
しかし、上を見上げれば満点の星空。なんて贅沢なのでしょうか。
そして、周りに民家もないので、大音量で楽しめます。
東京では不可能に近いでしょう。
②スピード感
鰤汁。美味しすぎます・・・!
同じような取組でも、全国で普及してくると、二番煎じになってしまいます。
長島町の取組の特徴は、なんといってもスピード。
小規模だからこそ、意思決定が早く、話題性があるのです。
クラウドファンディングで、山に映写する上で十分な輝度・解像度をもったプロジェクタを購入するのに必要な100万円を獲得。
スクリーンは山!鹿児島北端の島・長島に「野外映画館」を作りたい! | NPO活動を支援する | ファンドレイジングサイト JapanGiving(ジャパンギビング)
・胸に刺さった一言
焼酎「島美人」
映画の内容もさることながら、
一番の収穫は、
鰤汁に焼酎「島美人」をいただきながら、
長島の方々とじっくり話せたこと。
「長島に若い人がたくさん来てくれるようになって本当に嬉しい。」
そう語る同世代の方の言葉が胸に刺さりました。
土井さんを中心にして作った、「遊ぶ場」。
ひとまず、大成功なのではないでしょうか。
これからの長島町の取組にも期待したいです。