薩摩の國から

地域づくりを中心に様々なテーマについてまとめていきます。

SIMいしかわ2030 第2回体験会 開催報告

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2月18日、SIMいしかわ2030第2回体験会、実施。

 

今回は、ゲーム設計にも独自性を加え、運営陣一同、参加者の皆様に楽しんでいただけるかどうか、不安でしたが、公務員のみならず、大学生の方、民間企業の方、NPOの方にご参加いただきました。

 ・参加者の声

①公務員の方から

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・当方では、人口減少が顕在化しています。そんな中、財政状況は少しずつ好転し、財政健全化は堅持しつつも、今こそまちづくりに本腰を入れるべきと思っています。ですが、職員全体が、緊縮マインドに囚われ、企画立案力が失われているとも考えています。そんな中、SIM2030を通じて、若手のマインドが変わるきっかけをいただいた運営陣の方々に、本当に感謝しております。

 

・こうした取り組みが当方でも広がり、予算編成、「まちづくり」の財源、というものを「自分ごと」に捉えられる職員、住民が増えていけば良いな、と感じました。

 

・「目先の仕事ばかりではなく、町の将来を考えること」。印象的なフレーズであり、まさにそのとおりだと感じましたが、自分に関して言えば目先の仕事だけで精一杯で、まだまだだと感じた次第です。また、用意されたシナリオ等の資料が細かくしっかりしており、事務局の方々の労力がものすごいものだと感じました。

 

・今回のSIMいしかわでは、気づくことの重要性を認識させられましたし、運営に携わる方々や参加者からの熱意や行動力に多くの刺激をいただき、私自身もっともっと頑張っていかねばと思わされた次第です。

②民間企業の方から

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・ゲーム設定が素晴らしく、行政実務者の判断の難しさを経験できると共に、プレゼン能力も向上できる点が良かったです。

 

・これまで、色んなグループセッション、ロールプレイに参加しましたが、主催者の満足度が高いもの、参加者の自己満足を促すものが多かったように感じます。今回のSIM2030の体験で良かったことは、思考が明確化され、課題に集中しやすく、地元ネタなので誰でも会話に入れること。なにより良かったのは、行政と自分、また、行政と勤務企業との相互性を気付けたことでした。

 

・地域に対し真摯に考える設計になっており、地元愛を育むものだと思います。また、参加者は自己開示でき、お互いの価値観を知ることが出来るので、満足度が高いです。

・今後の取組

①実施予定

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3月には東京大学体験活動プログラムの一部として実施。

6月にも出張開催が決定しています。

 

②広がり

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ゲーム設計の改善に加え、

・シナリオに即したフィールドワーク

・ゲームに即した、政策立案力、社会情勢に関する知識議論する力、プレゼン力に関する振り返り資料の提供

SIMいしかわ2030は、新聞・書籍・専門家や担当者の意見等、様々な根拠に基づき、緻密に設計しています。

等、様々なアイデアが浮かんでいます。

 

全てをいきなり実行することは難しいですが、出来ることから挑戦したいと思います。