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薩摩の國から

地域づくりを中心に様々なテーマについてまとめていきます。

「ブラオモテ」第1弾~城下町大聖寺と重伝建橋立~

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県次長、オモテさんと巡る、「ブラオモテ」第一弾参加してきました。

ご案内いただいたのは、NPO歴町センター大聖寺、瀬戸達さん。

ブラタモリ」の名に恥じないくらい、加賀市城下町大聖寺重伝建橋立を巡りに巡り、1人で街歩きしていたら絶対に気づかないであろう、深い話が盛りだくさんの1日でした。

 ・自分たちで、楽しく、そして形に残すまちづくり!

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加賀料理、「ばん亭

「子どもの頃からの憧れである大聖寺を、将来も残していきたい」と語る瀬戸氏が、まちづくり活動において、心がけていらっしゃるのは、3点

①「自分たちで」

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2度の大火に遭い、長い間、復元されていなかった時鐘堂

瀬戸さん達の強い想いに共感した方々の寄付により、完成。

1点目は、「自分たちでまちづくりを行うという意識を持つこと。

なんと、殆どが自費で活動。

また、景観条例も民間主体で作成したとのこと。驚きです。

自費活動の驚愕のプロセス

①コアメンバーを決める。仮に仲間が1人も増えずとも、自分たちの手出しで全て成し遂げる覚悟を決める。恐ろしい覚悟です笑

②コアメンバーが決まってから、仲間づくり。相手を思ったさりげないおもてなしを心がけ、共感者を増やしていくとのことです。

※一見、普通の人では真似できない無茶にも思えますが、1年間でまちづくりに使うお金をしっかりと決め、その中で運用しているとのことです。

 

②「楽しく」

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北前船の里資料館

2点目は、「楽しく」やること。

楽しくやるからこそ、活動が継続します。

 

いきなり大きな目標を設定するのではなく、身の丈に合った小さな目標を設定し、一つ一つ挑戦し、達成していくことが何よりの楽しみだとおっしゃっていました。

 

③「形に残す」f:id:naokils0546:20170117213435j:plain

足軽屋敷。石碑は、数ある中でも瀬戸さんのお気に入り。

お値段約30万円。6人集まれば、1人5万円払えばいいとのこと笑

3点目は、自分たちの活動を「形に残す」こと。

 

確かに、形に残らないものも重要ですが、「形に残す」からこそ、人は達成感を感じやすくなり、次へのモチベーションにつながるのではないかと思っています。 

・「子ども」を巻き込むこと

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重伝建地区二階堂ふみ主演「蜜のあわれ」の舞台。

NPO法人歴町センター大聖寺の活動で強調されていたことは、次世代の子供たちが地域にをもってほしい、そして、五感を用いる体験をしてほしいということ。

 

消えかかった風景やすでに消えてしまった大切な建物、また、いろいろな行事や言い伝えなどを守り伝える活動である加賀市文化財レスキュー隊や、文化合宿事業等などに想いが表れていました。

 

子どもが活動するからこそ、大人も注目し、地域の雰囲気も変わっていくのだと思います。実際、活動初期の頃は地域の反対もあったそうですが、子供が応援してくれることで、支持してくれる方が増えていったとのことです。

・「観光地」にしないこと

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大聖寺川流し舟。時代結婚式、さぞかし思い出に残るでしょう。

印象に残っているのは、大聖寺を「観光地」にしたくないと語る瀬戸氏。

 

観光客があふれてしまっては、武家文化に根ざした大聖寺の良さが失われてしまうとのこと。

 

「観光地」にしない、というのは地域のブランド化の一つのキーワードのような気がした次第でした。

「重要なのは自分たちと異なる豊かな「日常性」です。その土地の人たちが生き生きと暮らしていれば、訪れた人はきっとその理由を見つけたくなる。」「住民のQOL(生活の質)が上がるほど観光・リゾート地としての魅力も増し、さらなるリピーターが獲得できる。」

「地域が観光地化を目指すのではなく、住民が幸せに豊かに暮らしていける魅力ある地域をつくり、育てることが重要」

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