薩摩の國から

地域づくりを中心に様々なテーマについてまとめていきます。

「情報格差がある」という弱み ~アラタナ×ビズリーチ経営陣が語る~

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株式会社アラタナ代表取締役の山本さん、株式会社ビズリーチ取締役の多田さんが登壇なさったセミナーに招待いただいたので、参加してきました。

 

今回は、主にアラタナさんに焦点を絞り、『「情報格差がある」という弱み』というテーマでまとめます。

 ・アラタナとは

アラタナは、ネットショップを「つくる技術」と、その運営を「サポートする技術」で、お客様のネットショップビジネス成功のためのサービスを提供している宮崎発のITベンチャー企業。

 

ネットショップの今と未来をアツくする」という理念を掲げ、2015年3月には、ZOZOTOWN等を運営する、株式会社スタートトゥデイと提携。

 

「自分たちが宮崎で働きたいと思える会社がないなら創ればいい!」という想いから創業したアラタナは、「宮崎1000人の雇用をつくる」という理念も掲げています。

 

 ・「情報格差」にどう打ち勝つか

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今回、「地方」で働く際の問題として挙げられたのが、「都市」との「情報格差」。

 

では、アラタナの山本さんはどのように考えていらっしゃるのでしょうか。

 

①「情報格差」という弱みは、克服可能である。

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宮崎では、情報や刺激が少ないという弱みが確かにあるということでした。

多くの「地方」に共通する課題だと思います。

 

ただ、インターネットや交通が発達し、情報取得のハードルが下がった今、情報を主体的に取りに行くことにより、情報格差という弱みの克服は十二分に可能なのではないかというお話でした。

この日も山本社長が宮崎を発ったのは夕方。

夜には東京に到着し、講演が可能な時代となりました。

 

実際に、アラタナでは、以下のような取り組みをなさっています。(一例)

ⅰ刺激を求めて、九州各地で社員による勉強会実施

ⅱ東京の企業と企業間交換留学制度(ロスターンシップ

ピザごち制度

アラタナの会議室・ミーティングスペースで勉強会を行う場合、アラタナのメンバーが一人でもいた場合、人数分のピザとドリンクをアラタナが負担する制度。勉強会の活性化を狙いとしているそうです。

 

地方に情報や刺激がないとき、どうするのか?

ただ待っていても何も始まりません。

情報を取りに行く主体性が大事になってくるのだと思います。

 

②「情報格差」という弱みは、強みでもある。

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東京は情報に溢れています。

 

たくさんの情報がある場合、選択肢の幅が広がるという見方もある一方で、それらがノイズとなり、かえって答えが見えづらくなるという見方もあるのではないでしょうか。

 

山本社長が挙げられた例を考えてみましょう。

 

具体例①東京と地方のお客さんの違い

東京のお客さんと地方のお客さんは異なります。

 

東京のお客さんは、論理性を非常に重視するのに対し、地方のお客さんはを重視することが多いそうです。

 

この場合、東京の「当たり前」をたくさん知り、いくら論理性を強調しても、地方での成功からは遠ざかってしまいます。

 

具体例②創業時のエピソード

通常、ECサイト販売においては、様々な打ち合わせを行うため、販売企業と購入企業が直接顔を合わせるのが常識的とされてきました。

 

しかし、アラタナ創業時、メンバーは上記の常識など知らず、購入検討企業のところまで行くお金もなかったため、電話にて交渉。結果としては、支障はさしてなく、販売に成功

 

豊かな自然に囲まれながら、東京にいる場合と同等の仕事(キャリアを落とさない仕事)が可能であることが判明したのです。

 

常識にとらわれていては、購入企業のある東京から離れることを思いもしなかったでしょう。

 

このように考えると、たくさんの情報があるからといって、必ずしも成功するわけではありません。 「常識」にとらわれてしまうことも多々あります。

 

情報が少ない「地方」の方がむしろ、「常識」にとらわれない発想も出てくるのではないか。必要とあらば情報を取りに行けばいい。

 

という前向きな考え方も出来るということを、山本社長はおっしゃっていました。

 

非常に有意義なお話でした。

次回は、もっと深く掘り下げてお話伺いたいものです。