薩摩の國から

地域づくりを中心に様々なテーマについてまとめていきます。

needsではなくwants 〜官僚たちの夏〜

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城山三郎さんの官僚たちの夏を再読しました。
何度読んでも面白い本です。

・あらすじ
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高度経済成長政策が開始された60年代初めの時期に視点をすえ、

通産省という巨大複雑な官僚機構の内側における、

政策をめぐる政府・財界との戦いと、人事をめぐる官僚間の熱い戦いがダイナミックに捉えられています。

各々の登場人物が非常に個性豊か魅力的で、思わず引き込まれてしまいます。

・needsではなくwants
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この本から学ぶべきことはたくさんありますが、

今回読んで感じたことは、物事を動かすには、人々のneedsではなく、wantsに注目すべきだということです。

すなわち、利害関係者に、「〜する必要がある」と思わせるのではなく、「〜したい」と思わせる仕組みを作り上げるべきだということです。

産業振興法を成立させるにあたって、主人公風越は様々な利害関係者に働きかけます。

しかし、結果は失敗に終わります。

なぜか?

それは、将来の日本のために利益にはなるかもしれないが、

各利害関係者にとって魅力的に映らなかったからです。

残念ですが、悲しい現実です。

様々な利害関係者wantsを満たし、かつ、将来のためにもなる良い仕組みを作っていけるよう頑張っていきたいと思います。