薩摩の國から

地域づくりを中心に様々なテーマについてまとめていきます。

柏の葉スマートシティ

お久しぶりです。りんりんです。
現在、法学部試験期間真っ最中で勉強中心の生活が続いています。
冬学期はかなり積極的に行動したので、そのツケを今払っているところでございます(笑)

先日、工学部授業で柏の葉を見学してきました。
せっかくレポートも書いたので、一部抜粋して、柏の葉の紹介ということで記事を書いてみます。

柏の葉スマートシティの立地および周辺の状況

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最寄りの柏の葉キャンパス」駅は、都心から約25キロ圏、秋葉原からつくばエクスプレスで30分という軽快なアクセスを誇ります。また常盤自動車道「柏IC」にも至近です。首都高速道路から羽田へ、さらに成田空港へもスムーズにアプローチできるんですね。これまですごく遠いという印象を抱いていたので、案外そうでもなかったですね・・!

柏の葉では、大学・商業施設・大規模マンションが立地し、都市機能はとても充実していました。近くには公園も存在しており、緑豊かな環境でした。

柏の葉スマートシティの開発思想

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柏の葉スマートシティの開発思想は、「「世界の未来像」をつくる街。」です。

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環境、エネルギー、食料、健康などの山積する課題を解決していくために、「公・民・学」の連携をベースにした、全ての人にオープンなプラットフォーム、解決のステージ作りを始めている。ここでの「公」とは千葉県・柏市NPO団体であり、「民」とは企業・市民であり、「学」とは東京大学千葉大学を指しています。
 
より具体的な開発思想として、3つのまちづくりのテーマが掲げられています。一つ目は、この地球にどこまでもやさしい「環境共生都市」、二つ目は、日本の新しい活力となる成長分野を育む「新産業都市」、三つ目は、すべての世代が健やかに安心して暮らせる「健康長寿都市」です。

柏の葉スマートシティの特徴

上記の三つの開発思想に沿って、柏の葉スマートシティの特徴についてまとめてみます。

? 環境共生都市
 
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AEMS(エリアエネルギー管理システム)が存在することによって、柏の葉スマートシティでは街全体でエネルギー利用の最適化が進められています。街のエネルギーが可視化されており、街全体の省エネ・省CO2に繋がっているのですね。災害時も再生可能エネルギーや蓄電池を利用しながら効果的にエネルギーが管理されます。実は特別にAEMSも見学させてもらいました。撮影不可とのことだったので、掲載は出来ないのですが、映画によく出てくる指令室みたいな場所でした・・・!

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また、カーシェアリングやレンタサイクルも行われており、環境に低負担となっていますね。指定されている数か所の場所ならどこでも乗って、降りていいと聞いたのですが、そうすると各場所の車数のバランスが崩れてしまう気がするのですが、どうしているのだろうかなどという疑問はありました。

電力に頼らず、自然の熱や空気を生かして地球への負担を減らすサスティナブルデザインも採用されていました。

? 新産業都市
 
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多様な人、最先端の情報の交流から生まれるアイデアや、開発のスピードアップなど、より創造的なビジネスの拠点として「KOIL」が置かれていました。ワーキングスペース、ファクトリー、ミーティングルーム等がありました。

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千葉大学発の植物工場もあり、最先端の技術を駆使し、安定した食の実現を目指しているそうです。太陽光栽培、人工光栽培の双方低コスト、高収穫生産の実証実験を進めています。

柏の葉アーバンデザインセンターでは、会議等の場を通して、既定の業務や研究をつなぐ役割とともに自らが専門性を持ち、構想、計画、推進するシンクタンク的な機能を備えています。

? 健康長寿都

従来型の施設による治療や介護だけではなく、住民が主体となって自発的に健康ライフスタイルを実現し、さらにそれを地域が一体となって支える循環型健康サイクルの実現を目指しています。ICTを活用し、日常の健康データを地域単位で蓄積することにより、ビッグデータを作成しています。これらのデータと健康分析システムを結び付け適切なアドバイスや治療に役立てるのですね。

健康ロードも整備され、水のある景観を楽しみながら歩くことを通して健康増進を図っています。

ゲートスクエアの3階には「街の健やかステーション」が置かれ、予防医療を基本とする医療施設をはじめ、健康にかかわる幅広いサービスを計画しています。

以上3つの開発思想がありましたが、これほどまでに街全体としてのコンセプトがしっかりと定められているのは、千葉県を事業主体に民間、大学など多様な機関が参集し、273haという広大なスケール鉄道と沿線地域の都市基盤整備を一体的に進めてきたということが大きな要因な気がしました。

先日記事に書いた六本木ヒルズでも、広大な土地で一体的に開発することで全体のコンセプトをしっかりと体現するという話があったので共通するところがあるなと感じましたね。(http://fcet005.blog.fc2.com/blog-entry-9.html

二時間ほどしか滞在しなかったのですが、興味深い点がとても多かったので、試験が終わったらもう一度訪れてみたいと思います・・・!